|  台湾散歩 | 流葉の旅 | UBUD FREAKS CLUB |


謎の食べ物「愛玉(アイユイ)」とは?


 中国人は食にこだわる民族だと以前書いたが、台湾を訪れるたびに新しい食べ物に遭遇する。とくに夜市を探索していると日本ではお目にかかれない珍しい食べ物に出くわす。愛玉(アイユイ)も、変わった食べ物だ。
 街でときどき「愛玉」という看板が目に入り、このネーミングは気になっていた、「愛の玉」・・・英語にするとラブリーエッグ。一体どんな食べ物なのだろう?

 先日、台湾の友人に夜市へ連れていってもらって「愛玉」をごちそうになった。「愛玉」はプラスチックの大きなカップに入っていて、ピンクのストライプの入った、普通の2倍の太さのストローが突き刺さって出てきた。恐る恐るストローを口に含み吸ってみると、スルスルと弾力性のある冷たい食べ物が入ってきた。お味の方はというと、寒天とゼリーのあいの子のような食感で、意外と甘くなくさっぱりとした味だった。これだけなら、そんなに話題にもならない食べ物だが、その後スーパーで、「愛玉」の素?を売っていたので日本にお土産に持ち帰った。
 
 アジア好きの友人達との持ち寄りパーティに、デザートとして持っていこうと袋を開けてびっくり。袋の中には、木綿の布袋(これに愛玉の素が入っている)、ビニールの手袋1対(まるでおばさま毛染剤の箱のよう)、輪ゴムが2個。中身もかわっているなら、作り方もちょっとへん。お椀11杯の水(蒸留水、ミネラルウォーターは不可。つまり、水道の水じゃないとダメらしい)の中で、手袋をはめて手首をゴムでしばった状態で、袋を数分間モミモミして、中身のヌルヌルを水中に揉み出せというのだ。袋の角までしっかり揉み出せと書いてある(中国語で)。そして、その後は油の1滴もついていないクリーンな容器に入れておけば、自然と固まるそうである。油っ気が少しでもあると固まらないらしい。食べるときは、好みではちみつや甘いものをかけてくださいとも、硬さのお好みに応じて水の量を加減してくださいとも書いてある。

 さてさて、中身と作り方の不思議さにシドロモドロしながら、左手でモミモミ、右手で撮影した様子がこれである。

 

 パーティでの友人達のリアクションはなかなかのもの。中国語ができる人は注意書きを興味深く読んでフムフム。さっぱりした口当たりが気に入った人が、「ダイエットにもいいんじゃない?」と言えば、注意書きを読んで「繊維と酵素がたっぷり入った健康食品みたいだよ」と解説。「テレビで見たことあるけど初めて食べた」と言う人あれば、「もっと食べたい」とオカワリする人。「日本で売ったら流行るかなぁ」と商売におもいをはせる人。




 結構、盛り上がったよ。
  
 袋にのってる写真を見ると、「愛玉」って何か植物か果物のようだけど、これを発見して固めて食った中国人ってやっぱりすごくない?