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 ベジタリアン天国 台湾 


 旅をしていると、国民性とか県民性とかの地域性があって興味深い。たとえば大阪の「食いだおれ」、京都の「着だおれ」といったように、その地域の人々のお金をかける物が違うことを表したりする。食い物派は、実質的なものを取る人、ファッション派は、見栄えとか体裁を大切にする人だといってよかろう。食い物にお金をかけるか、それともファッションにかけるか。はたして、あなたはどちらだろう。
 人間の三大本能は、食欲、性欲そして睡眠欲といわれるように、人間の生活のなかで食が占める割合は大きい。食に関心の深い国民は、アジアではタイと中国だ。台湾人も食べることの好きな人々だ。町のいたるところに食い物屋があり、四六時中なにか口にしている。胃袋の小さなわたしは、台湾人にとうてい太刀打ちできないので、食事を断わるのにたいへんだ。台湾は、わたしが、訪れた国のなかでも指折りの美食の国だ。最近、円安になったとはいえ、台湾ではまだまだ安くておいしい食べ物が味わえる。
 また台湾とインドは、ベジタリアンにとって旅しやすい国のひとつでもある。台湾の宗教は、仏教、道教が大半を占めているため菜食の人が多い。町を歩いていると、看板に菜食であるという印の「卍」マークのついたレストランや屋台をよく見かける。日本では精進料理だけを食べているお坊さんは、ごくわずかだが、台湾では、ほんとうに僧侶が食事をしていたりする。ちなみに菜食は、台湾では素食(スゥスゥ)という。野菜は胃もたれもせずに、スースーと入っていくと覚えてください。(ちょっと、よけいでしたね。) (^_^;)
 
ちょっと高級な素食レストラン


 台湾で、わたしがよく利用するのは自助餐(セルフサービス食堂)だ。店内は、バイキング料理みたいに、料理がパットに盛られて並んでいる。それを各人が、好きなだけ皿にとってレジへ持って行きお金を払う仕組みだ。料金は、料理の重さに比例する量り売りだ。手の込んだロールキャベツやウナギの蒲焼き(もちろん野菜で作ってある)も、デザートの果物も同じ値段だ。さすがに、おおらかな国民性。インドで、アルミの鍋を量りにかけて売っていたとき以来の驚き。値段は100グラムがだいたいNT$20-(約80円)だからNT$100-も出せばお腹がいっぱいになる。
 料理の味は、意外と油っこくなく薄味なのはありがたい。大根の煮つけとか、手巻き寿司とか日本的なものもあるのは、うれしい。店内には、無料のスープもあるし、テイクアウトもできる自助餐は、庶民の強い味方だ。最近は若い女性に素食は、人気があっておしゃれな店も出来てきているが、多くの店はバックに仏教音楽(な〜み〜あみぃ〜だ〜ぶ〜のようなお経)を流している。これは、いつも同じものを聞いているとあきるので、やめてほしいと思う不謹慎なわたしだった。

 素食の屋台
素食の屋台(高雄の夜市にて)

 ナイトマーケット(夜市)にも、素食の屋台が出てラーメンとか、いなりずしを安く食べれる。ラーメンがNT$20-ぐらい。その他、素食の鍋料理、火鍋(ホーコー)をやっているレストランもあるので、冬に台湾へ行く人は、試してみるといい。

台湾のベジタリアン レストラン


    


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